自転車旅やキャンプツーリングのマット選び。これからキャンプを始める方は、どのマットを買えばいいのか気になりますよね。
自転車キャンプ初心者からすると、バックパックに外付けする「ウレタンマット」とコンパクトな「エアーマット」は、どっちがいいの?と迷われる方も多いはず。
- ウレタンマットは荷物がかさばるし、ロードバイクで持ち運びできるのかな…
- エアーマットは収納しやすいけど、破れて空気が抜けることもあるって聞いたし…
など、キャンプで使うマットには、それぞれメリット・デメリットがあります。
この記事では、これから自転車旅やキャンプツーリングでテント泊を始める初心者向けに、キャンプマットの役割や重要性、種類、選び方のポイント、おすすめの軽量マットを紹介します。
- 自転車キャンプにマットはいらない?いや、快眠のために絶対必要!
- キャンプマットのタイプ・種類とメリット・デメリット
- 自転車キャンプマットの3つの選び方
- 自転車キャンプでおすすめの軽量マット14選!
- 【銀マット】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)│シルバーキャンピングマット
- 【銀マット】BUNDOK(バンドック)│アルミロールマット
- 【ウレタンマット】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) │EVAフォームマット
- 【ウレタンマット】THERMAREST(サーマレスト) │Zライトソル
- 【ウレタンマット】BUNDOK(バンドック) │フォールディングマット
- 【ウレタンマット】mont-bell(モンベル) │フォームパッド
- 【エアーマット】Naturehike(ネイチャーハイク) │インフレータブルスリーピングマット
- 【エアーマット】THERMAREST(サーマレスト)│ネオエアー トレッカー
- 【エアーマット】Volador│キャンピングマット
- 【インフレーターマット】KLYMIT(クライミット)│INERTIA-O zone
- 【インフレーターマット】NEMO(ニーモ・イクイップメント)│ZOR™ 20R
- 【インフレーターマット】mont-bell(モンベル)│U.L. コンフォートシステム アルパインパッド25
- 【インフレーターマット】THERMAREST(サーマレスト)│トレイルスカウト
- 【インフレーターマット】ISUKA(イスカ)│ピークライトマットレス
- サイト地面に注目!自転車キャンプでおすすめのキャンプ場【関東】
- まとめ
自転車キャンプにマットはいらない?いや、快眠のために絶対必要!
荷物の軽量化が求められる自転車キャンプでも、テント泊でマットは必要です。
ここでは、睡眠に必要な道具や、そもそもキャンプマットとは何なのか、役割を説明します。
キャンプの睡眠に必要な道具はテント・寝袋・マット
荷物がかさばるのを避けたいからといって、自転車キャンプではテントと寝袋さえあればいいと思っていませんか?
自転車キャンプの睡眠は、疲れた身体を休めるためにも極めて重要です。マットがなくては次の日のツーリングに影響を及ぼします。
テント泊では、3つの道具が必要不可欠です。
- テント
- 寝袋
- マット
快眠のためには、テント泊での寝心地に注意したいところです。
自転車キャンプでおすすめのテント6選! テントツーリングの方法まで解説!
キャンプマットとは?=テントと寝袋の間に敷くもの
キャンプマットは、インナーマットやスリーピングマットとも呼ばれています。テント泊では、キャンプマットの上で寝袋にくるまって寝るのが一般的です。
キャンプマットの役割=快適な寝心地
テント泊でマットを使う理由を紹介します。マットには大きく2つの役割があります。
役割①地面の凸凹から守る
マットの上で寝ることにより、地面の凸凹を吸収することができます。キャンプ場の地面はさまざまです。芝生であれば地面の凸凹は少し軽減されますが、たいていは石が転がっていたり、地面が平らではなかったりします。
そのため、マットなしで寝袋だけで寝てしまうと、凸凹部分が気になり快眠の質が下がるだけでなく、地面の凸凹をもろに身体で受け止めることになるため、身体を痛める可能性もあります。
役割②地面の底冷えから守る
マットは地面の凸凹を吸収するだけでなく、断熱効果もあります。夏の地面の暑さや春、秋、冬の地面の冷たさを遮断してくれます。
マットには、断熱力を表す「R値」というものがあり、マットの種類やメーカーによってR値は変わります。R値が高いと断熱力が高くなるため、マット選びの際は、R値にも注目しましょう。
R値:断熱性を表す数値のこと。数値が高いほど、寒さに強い。
では次に、マットの種類とメリット・デメリットを紹介します。
キャンプマットのタイプ・種類とメリット・デメリット
マットのタイプには、「発泡マット」と「エア注入式マット」があります。
- 発泡マット:広げるだけで、すぐに使うことができる
- エア注入式マット:空気でマットを膨らます必要がある
それぞれにメリット・デメリットはありますが、自転車キャンプのスタイルにあわせて、適切なキャンプマットを選びましょう。
マットの種類は4つあります。
価格帯(目安) | メリット | デメリット | こんな人向け | |
銀マット (発泡マット) | ~1,000円 | ・価格が安い ・かなり軽い ・広げてたたむだけでラク | ・断熱性・クッション性はあまりない ・荷物がかさばる ・枕が必要 | ・快適さを無視して、どこでも寝れる人 |
ウレタンマット (発泡マット) | 2,000円~6,000円 | ・価格が安い ・かなり軽い ・広げてたたむだけでラク ・断熱性・クッション性が銀マットよりも優れている | ・荷物がかさばる ・枕が必要 | ・銀マットよりも快適さを求める人 ・バックパックスタイルの人 |
エアーマット (エア注入式マット) | 3,000円~6,000円 | ・クッション性・断熱性が高い ・枕付きのタイプもある ・コンパクトで収納しやすい | ・空気の調整が必要で面倒 ・空気が抜ける可能性あり ・パンクして穴が空くと使えない | ・睡眠の快適さを求める人 ・パッキングの収納性を重視する人 |
インフレーターマット (エア注入式マット) | 7,000円~20,000円 | ・自動膨張型でラク クッション性・断熱性が高く、寝心地が良い ・コンパクトで収納しやすい | ・価格が高い ・重量が若干重い | ・費用をかけてでも睡眠の質を重視したい人 |
銀マット(発泡マット)
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)│シルバーキャンピングマット
アルミ素材の格安マットです。厚さも薄く、非常に軽量です。
- メリット:重さ200~300g前後で軽量。広げるだけで使用可。価格がかなり格安。
- デメリット:厚さが薄いため寝心地は微妙で断熱性も低い。バックパックの外付けで持ち運ぶ必要があり、荷物がかさばる。丸みを帯びてしまう。枕がない。
ウレタンマット(発泡マット)
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) │EVAフォームマット
銀マットよりもクッション性の高い、ウレタン(スポンジの一種)のマットです。
- メリット:銀マット同様に軽量で、断熱性・クッション性が銀マットよりも優れている。価格も安価で広げるだけで使用可。
- デメリット:バックパックの外付けで持ち運ぶ必要があり、荷物がかさばる。枕がない。
エアーマット(エア注入式マット)
空気を入れて膨らますマットです。空気の入れ方には口で吹き込むタイプと手で押して膨らますタイプがあります。
- メリット:空気のベッドでクッション性・断熱性が高い。枕付きのタイプもある。コンパクトで収納しやすい。
- デメリット:自分で空気を入れる・抜く必要があるため面倒。寝ている間に空気が抜けて目が覚めることも。パンクして穴が空くと使えない。
インフレーターマット(エア注入式マット)
空気が自動的に入って膨張するマットです。自動膨張型といわれています。
- メリット:自分で空気を入れる必要がない。クッション性・断熱性も高く、寝心地が良い。コンパクトで収納しやすい。
- デメリット:価格が高い。重量が若干重い。
自転車キャンプマットの3つの選び方
マットは睡眠時の快適性が重視されるだけではありません。自転車キャンプの場合は、超軽量×コンパクトといった、重量・収納性がポイントになります。
自転車キャンプのマットの選び方は3つあります。
選び方①キャンプ場の地面にあわせて選ぶ
キャンプ場の地面には3つのタイプがあります。寝心地の良さを求める場合は、芝タイプがおすすめですが、河原・砂利タイプのキャンプ場は、地面がかなり凸凹しているため、マットに快適性をもたせる必要があります。
- 芝:寝心地/良い→軽さ重視で銀マットがおすすめ
- 土・砂:寝心地/普通→軽さと快眠重視でウレタンマットがおすすめ
- 河原・砂利:寝心地/悪い→快眠重視でエア注入式マットがおすすめ
東京都内から自転車キャンプ!おすすめキャンプ場まとめ【関東】
選び方②キャンプの時期にあわせて選ぶ
キャンプに行く時期・季節に注意しましょう。夏であれば心配ありませんが、春や秋、特に冬は寒さが増すため、地面からの底冷えを回避する必要があります。
- 夏:200g~300gの軽量化されたマットがおすすめ
- 春、秋、冬:R値2.1以上(冬は3.3以上)のマットがおすすめ
R値:断熱性を表す数値のこと。数値が高いほど、寒さに強い。
選び方③パッキングスタイルにあわせて選ぶ
自転車旅・キャンプツーリングのパッキングスタイルで、バックパックを背負うか否かで持ち運びできるかどうかが決まります。
- バックパックを背負う:外付けできることが条件で軽さ重視の発泡マットがおすすめ
- バックパックを背負わない:コンパクトさ重視でエア注入式マットがおすすめ
バックパックで自転車ソロキャンプ!バイクパッキングに必要な道具と軽量化の目安
自転車キャンプでおすすめの軽量マット14選!
自転車キャンプで使うおすすめのマットを紹介します。
【銀マット】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)│シルバーキャンピングマット
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)│シルバーキャンピングマット
重量 | 520g |
収納サイズ | 約15φ×100cm |
使用時サイズ | 200×100×0.8cm |
R値 | – |
価格 | 1,035円 |
➾CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)│シルバーキャンピングマット
【銀マット】BUNDOK(バンドック)│アルミロールマット
重量 | 250g |
収納サイズ | 60×15.5×15.5cm |
使用時サイズ | 180×60×0.8cm |
R値 | – |
価格 | 972円 |
【ウレタンマット】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) │EVAフォームマット
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) │EVAフォームマット
重量 | 270g |
収納サイズ | 56×13×12.5cm |
使用時サイズ | 182×56×2cm |
R値 | – |
価格 | 2,079円 |
➾CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) │EVAフォームマットの詳細を見る
【ウレタンマット】THERMAREST(サーマレスト) │Zライトソル
重量 | 410g |
収納サイズ | 51×15×13cm |
使用時サイズ | 182.9×50.8×1.9cm |
R値 | 2.6 |
価格 | 6,820円 |
➾THERMAREST(サーマレスト) │Zライトソルの詳細を見る
【ウレタンマット】BUNDOK(バンドック) │フォールディングマット
重量 | 315g |
収納サイズ | 60×13×15cm |
使用時サイズ | 180×60×1.0cm(突起まで約1.8cm) |
R値 | – |
価格 | 1,683円 |
➾BUNDOK(バンドック) │フォールディングマットの詳細を見る
【ウレタンマット】mont-bell(モンベル) │フォームパッド
重量 | 357g |
収納サイズ | 51×15×11cm |
使用時サイズ | 181×51×1.6cm |
R値 | – |
価格 | 売り切れ |
【エアーマット】Naturehike(ネイチャーハイク) │インフレータブルスリーピングマット
Naturehike(ネイチャーハイク) │インフレータブルスリーピングマット
重量 | 470g |
収納サイズ | 30×11cm |
使用時サイズ | 195×59×6.5cm |
R値 | – |
価格 | 3,900円 |
➾Naturehike(ネイチャーハイク) │インフレータブルスリーピングマット
【エアーマット】THERMAREST(サーマレスト)│ネオエアー トレッカー
重量 | 550g |
収納サイズ | 26×16×16cm |
使用時サイズ | 190×56×5cm |
R値 | 3.0 |
価格 | 売り切れ |
【エアーマット】Volador│キャンピングマット
重量 | 550g |
収納サイズ | 26×16×16cm |
使用時サイズ | 190×56×5cm |
R値 | – |
価格 | 3,499円 |
【インフレーターマット】KLYMIT(クライミット)│INERTIA-O zone
重量 | 362g |
収納サイズ | 15.24×7.62×7.62 cm |
使用時サイズ | 182.9×54.6×4.6cm |
R値 | – |
価格 | 21,517円 |
➾KLYMIT(クライミット)│INERTIA-O zoneの詳細を見る
【インフレーターマット】NEMO(ニーモ・イクイップメント)│ZOR™ 20R
重量 | 380g |
収納サイズ | φ13×18cm |
使用時サイズ | 183×51×2.5cm |
R値 | 2.7 |
価格 | 12,650円 |
【インフレーターマット】mont-bell(モンベル)│U.L. コンフォートシステム アルパインパッド25
mont-bell(モンベル)│U.L. コンフォートシステム アルパインパッド25
重量 | 664g |
収納サイズ | φ16×25cm |
使用時サイズ | 180×50×2.5cm |
R値 | – |
価格 | 10,450円 |
➾mont-bell(モンベル)│U.L. コンフォートシステム アルパインパッド25の詳細を見る
【インフレーターマット】THERMAREST(サーマレスト)│トレイルスカウト
重量 | 630g |
収納サイズ | 28×14cm |
使用時サイズ | 183×51×2.5cm |
R値 | 3.1 |
価格 | 8,800円 |
➾THERMAREST(サーマレスト)│トレイルスカウトの詳細を見る
【インフレーターマット】ISUKA(イスカ)│ピークライトマットレス
重量 | 580g |
収納サイズ | φ13×26cm |
使用時サイズ | 175×50×2.5cm |
R値 | – |
価格 | 9,900円 |
サイト地面に注目!自転車キャンプでおすすめのキャンプ場【関東】
自転車キャンプで行けるキャンプ場を、サイト地面のタイプ別に紹介します。
東京都内から自転車キャンプ!おすすめキャンプ場まとめ【関東】
芝生のキャンプ場
キャンプ場の中でも特に寝心地が良いとされる地面は芝生です。ただ芝生だからといって侮ってはいけません。マットは必ず持っていきましょう。
- 成田ゆめ牧場ファミリオートキャンプ場(千葉県/成田市)
- 上大島キャンプ場(神奈川県/相模原市)
- 館山サザンビレッジ(千葉県/館山市)
【上大島キャンプ場】自転車キャンプデビューにおすすめ!コスパ最強のキャンプ場
【館山サザンビレッジ】南房総の絶景を堪能!自転車キャンプ初心者向けの高規格サイト
土・砂のキャンプ場
芝生のキャンプ場よりかは地面を感じやすいサイトです。ウレタンマットかエアーマットがおすすめです。
- ルーラル吉瀬・フォンテーヌの森(茨城県/つくば市)
- 武甲キャンプ場(埼玉県/秩父市)
【武甲キャンプ場】自転車×キャンプ×サウナに最適!自転車ツーリングでおすすめのキャンプ場
河原・砂利のキャンプ場
河原・砂利のキャンプ場はかなり地面が凸凹しているため、クッション性の高いマット選びがポイントです。
大自然の奥多摩・氷川キャンプ場で自転車キャンプ!都内からアクセス良好のキャンプ場
まとめ
自転車旅やキャンプツーリングでおすすめのマットを紹介しました。マットの種類によってそ、れぞれメリット・デメリットがあるため、パッキングスタイルにあわせて自分に合うマットを選ぶと良いでしょう。
- 銀マット:軽さ重視で旅人感満載のどこでも寝れる人向け
- ウレタンマット:クッション性重視でバックパックの外付けができる人向け
- エアーマット:空気のベッドで快適さを求めている人向け
- インフレーターマット:自動膨張型で寝心地抜群のマットを選びたい人向け
自転車キャンプで必要な持ち物は?初心者が用意すべき装備リスト
自転車ツーリングはキャンプがおすすめ?初心者向けに必要な準備と当日の流れを解説!