神奈川県相模原市にある上大島キャンプ場は、緑豊かな自然の中でバーベキューやキャンプを楽しめる市営のキャンプ場です。都内からの交通アクセスも良く、自転車ツーリングでも気軽に行きやすい場所にあります。
この記事では、実際に僕が自転車キャンプでテント泊をした体験をもとに、上大島キャンプ場のおすすめポイントや自転車キャンパーなら絶対に行くべき理由を解説していきます。
自転車ツーリングはキャンプがおすすめ?初心者向けに必要な準備と当日の流れを解説!
神奈川県相模原にある「上大島キャンプ場」の特徴
上大島キャンプ場は、神奈川県・相模川沿いに位置する広大な敷地のフリーサイトです。キャンパー大絶賛の上大島キャンプ場の特徴は主に4つあります。
- キャンプ初心者向けの高規格サイト
- 予約必須で安心!広大な敷地のフリーサイトでのんびり過ごせる
- 3つのエリアから好きな場所にテントを張れる
- 価格が圧倒的に安く、コスパ最強
特徴①キャンプ初心者向けの高規格サイト
上大島キャンプ場は相模原市が運営しているキャンプ場であることから、設備の管理が徹底されています。そのため、キャンプ初心者でも安心して楽しむことができます。
炊事場とトイレが広くて清潔
キャンプ初心者からすると、キャンプ場の施設は「汚い」イメージを持たれているかもしれません。ですが、上大島キャンプ場の炊事場とトイレは、他のキャンプと比較し圧倒的に広いです。なおかつ、清潔に整備されています。
実際に僕が行ったときも、朝方から管理人が掃除をしており、しっかり管理が行き届いていました。
レンタル用品多数・薪と炭購入可
自転車キャンプでは持っていける道具が限られているのが難点。上大島キャンプ場であれば、キャンプ道具は一通りレンタルすることもできます。万が一、忘れ物をしたとしても各種キャンプ用品をレンタルできるのは安心ですね。
また、薪と炭も現地で購入可能です。薪一束500円、炭3kg600円で調達できます。管理人が在中している19時までであれば追加の購入もOKです。
シャワー室も完備
管理棟にシャワー室が併設されています。3分200円で利用することができるので、汗をかいている自転車キャンパーにとっては、非常にありがたい設備です。
電灯もあり、配慮されている
キャンプ場内には、電灯がいくつか設置されています。電灯があまりないキャンプ場が多い中、上大島キャンプ場のように点々と電灯が設置されているのは珍しいかもしれません。広大な敷地のキャンプ場のため配慮されているのでしょう。
自動販売機が管理棟のすぐ近くにある
さらに、自動販売機も充実しております。上大島キャンプ場から歩いて行けるコンビニはないのですが、管理棟の脇に自動販売機がたくさんあるため、飲み物が足りなくなる心配はありません。
特徴②予約必須で安心!広大な敷地のフリーサイトでのんびり過ごせる
上大島キャンプ場の面積は非常に広いです。都内からの交通アクセスも良く、かつ、これほど広々したフリーサイトのキャンプ場は珍しいでしょう。また、事前予約は必須のため注意が必要です。
予約必須で場所取りも安心
フリーサイトというと、予約不要のキャンプ場もありますが、その場合は、基本的に早いもの勝ちになります。上大島キャンプ場は、事前予約が必須のため、仮にチェックインの時間が遅れたとしても、人数を制限しているため「テントを張る場所がない!」なんてことはありません。(ただし、良い場所は取られてしまうかも)
なお、当日の予約は受け付けておりません。忘れないように注意しましょう。
http://www.oshima-sagami.com/
042-760-6066
予約制(3月〜11月)
約30,000㎡の面積を誇る
上大島キャンプ場の面積は、約30,000㎡で非常に広大な敷地です。区画サイトではなくフリーサイトのため、自分の好きな場所にテントを張ることができます。
デイキャンプ組は16:30までのため、夜は人が減る
大人数での利用が多い点も、上大島キャンプ場の特徴です。大人数の場合は、日帰りでキャンプをするケースが多く、その場合は、デイキャンプの終了時刻が16:30のため、それ以降は空きます。そのため、夜はのんびり過ごすことができます。また、人が減ったら空いた場所にテントを張り替えるのも良いでしょう。
特徴③3つのエリアから好きな場所にテントを張れる
上大島キャンプ場は広大な敷地のフリーサイトですが、その中でも3つのエリアから自分好みの場所にテントを張ることができます。いずれのエリアも相模川を眺められる絶景のロケーションです。
松の木が立ち並ぶ「松林エリア」
松の木に囲まれており、一番「自然の中でキャンプをしている感」を味わえる人気のエリアです。松の木で覆われているため、日差しが差し込むこともなく、夏場でも涼しく快適に過ごすことができます。タープを張る場合、場所によってはポールなしで松の木を利用して張ることも可能です。ハンモック泊に挑戦するのも良いでしょう。
また、ロードバイクは、松の木に立て掛けて停めることができるのも、松林エリアを選ぶメリットです。(どのエリアも車両乗入れは基本NG)
芝生と木陰のある「中央広場」
中央広場は、桜の木が点々とするお花見に人気のエリアです。地面は土の場所もありますが、大半は芝生のため、テントの汚れを軽減できます。中央広場は、炊事場やトイレ、管理棟に一番近い場所にあるため、松林エリアの次に利用者が多い場所でした。
あたり一面が芝生の「南広場」
全面芝生で覆われた南広場は木がなく、解放感のあるエリアです。木がない分、太陽の光は差し込みますが、一番開けている場所のため、のびのびとしたキャンプを楽しむことができます。キャンプ当日は雨だったこともあり、木がない南広場の利用者は少ない印象でした。
特徴④価格が圧倒的に安く、コスパ最強
キャンプ初心者向けの高規格サイトでありながら、広大な敷地のフリーサイトに、自分好みのエリアを選べる贅沢なキャンプ場。肝心の宿泊代はどうなの?と気になるところでしょう。
上大島キャンプ場の人気の理由の1つに、価格の安さがあります。なんとその価格、1人~10人までで2,000円。2人で行けば1人1,000円、10人で行けば1人100円という圧倒的な価格の安さ。それでいて、管理も十分行き届いている。大変珍しい”穴場”とも言えるキャンプ場であることは間違いないです。
では次に、なぜ、自転車キャンプで上大島キャンプ場をおすすめするのか、自転車キャンパーの視点でその理由を解説していきます。
自転車キャンプで上大島キャンプ場をおすすめする理由
上大島キャンプ場は自転車キャンプに最適です。その理由は大きく5つあります。
- 自転車でも行きやすさ抜群のアクセス
- 買い物に便利な橋本駅が5km圏内にある
- 朝9時から、夕方は17時まで滞在できる
- 管理人が自転車乗りに優しい
- キャンプ場周辺の温泉施設「JNファミリー」が最高
理由①自転車でも行きやすさ抜群のアクセス
都内から上大島キャンプ場へ行く場合は、おおよそ40km~60kmの距離感です。246号線や国道16号線といった大通りを走行することができるので、道に迷う心配もなく、走行できます。また、上大島キャンプ場のあるエリアは、標高が高くないため自転車でも負担なく行くことができます。
都内や神奈川周辺でキャンプをするとなれば、奥多摩や相模原の山奥周辺が人気ですが、標高の高いキャンプ場もザラにあります。上大島キャンプ場は、平坦な道のりでありながら、都内からのアクセスも良いため、自転車キャンプ初心者は特に候補にすべきキャンプ場です。
また、万が一、土砂降りの雨であっても、電車とバスで行くことができるため、交通機関も問題ありません。
理由②買い物に便利な橋本駅が5km圏内にある
買い出しできるスーパーやコンビニがキャンプ場周辺にあることも、キャンプ場選びのポイントです。上大島キャンプ場に向かう道中には、JR横浜線の橋本駅や相模原駅があり、買い物に便利なスーパーが複数あります。スーパー以外にもショッピングセンターがあるため、買い物に困ることはないでしょう。
【橋本駅周辺(5km圏内)】
・イオン橋本店
・ロピア ミウィ橋本店
・京王ストア キッチンコート橋本店
【相模原駅周辺(8km圏内)】
・オーケー 相模原中央店
・ライフ 相模原モール店
・ライフ 相模原駅ビル店
また、コンビニは約3.0km離れたところにセブンイレブンがあります。
・セブンイレブン 相模原大島店(2.3km)
・セブンイレブン 相模原上大島店(2.7km)
スーパーではなくても、近場のコンビニで買い物できる選択肢は安心です。
理由③朝9時から、夕方は17時まで滞在できる
上大島キャンプ場はチェックインの時間が朝9時からと早いです。他のキャンプ場は13時~が多い中、9~12時がチェックインの時間帯のため、長く滞在できます。
13時にチェックインする場合だと、キャンプ場に着いてから受付や設営など時間がかかり、あっという間に時間が過ぎてしまいがちです。自転車ソロキャンプともなれば、1人で準備する上に、着替えなどするケースもあるでしょう。
上大島キャンプ場であれば、早め早めに時間を使えるため、自由時間を多く確保することができます。
また、チェックアウトも夕方17時までと贅沢です。自転車キャンプの場合は17時までいるケースは少ないかもしれませんが、ゆとりをもって滞在できるキャンプ場としておすすめです。
理由④管理人が自転車乗りに優しい
上大島キャンプ場をおすすめする一番の理由は、管理人の優しさかもしれません。
上大島キャンプ場は基本的にゴミ捨て不可ですが、できれば自転車でゴミを持ち帰りたくありませんよね。上大島キャンプ場の管理人は自転車乗りを大歓迎で迎え入れてくれます。自転車であることを配慮いただきゴミは捨てて帰ることができました。その代わり、しっかり分別をして、最低限のマナーは守りましょう。
理由⑤キャンプ場周辺の温泉施設「JNファミリー」が最高
上大島キャンプ場の周辺には温泉施設が複数あります。
・相模・下九沢温泉 湯楽の里(3.7 km)
・天然温泉 ロテン・ガーデン(7.3km)
・Spa&Hotel JNファミリー相模原(7.4 km)
この中でも特におすすめしたいのが、「Spa&Hotel JNファミリー相模原」。国道16号線沿いの相模原駅付近にある24時間営業している健康ランドです。
JNファミリー相模原の何がいいかというと、施設の充実度。入館料だけで温泉・サウナ・フィットネスジム・漫画雑誌8,000冊の休憩スペースが使い放題でコスパ最強。タオルから館内着、ジャージまで貸し出しがあるため、手ぶらでサクッと気軽に立ち寄ることができます。
温泉施設は大浴場、サウナ、人工温泉、ロウリュ、露天風呂のすべてが揃っています。。
5種類の内風呂に3種類のサウナ。外気浴はありませんが、20℃前後のリフレッシュサウナがそのの代わりに。施設内も非常に広々しており、ゆったりとした空間でサウナ→水風呂→外気浴を堪能できます
その後は、レストランにて昼食を取ることもできます。オロナミンCとポカリを混ぜた「オロポ」も取り揃えており、サウナー必見の温泉施設です。最高に整います。
【Spa&Hotel JNファミリー相模原】
住所:神奈川県相模原市中央区相模原7-1-20
電話:0120-307-326
営業時間:入館受付 24時間 年中無休
1階浴室・サウナ / 6:00~28:00
料金;大人1,450円(税抜)
公式サイト:http://www.jn-family.com/
上大島キャンプ場までの自転車旅の流れ
ここからは、実際に東京都内から上大島キャンプ場に自転車ツーリングをしたときの流れを紹介します。
自転車キャンプツーリング1日目
片道約50km走行しました。
それでは当日の流れを紹介します。
5:30 起床後、バイクパッキング
6:00 都内から橋本駅へ(45km)
10:00 イオン橋本店 で買い出し
11:30 橋本駅から上大島キャンプ場へ(5km)
12:00 上大島キャンプ場到着後、受付
13:00 テント・タープ設営
14:00 キャンプ飯
焼き鳥
茄子カレー
焼きそば
ローストビーフ
これが
こう
そしてさらに、こう
卵とほりにしチャーハン
23:00 就寝
自転車キャンプツーリング2日目
2日目は、キャンプ場からサウナに行きました。
7:00 起床後、キャンプ飯
ホットサンド
卵とベーコン焼き
チキンラーメン
10:00 テント・タープ撤収
11:00 上大島キャンプ場からJNファミリー相模原へ(8km)
12:00 JNファミリー相模原でサウナ&オロポ
15:30 JNファミリー相模原から都内へ(40km)
18:00 都内自宅着
上大島キャンプ場のポイントと注意点
上大島キャンプ場へ自転車キャンプをしたときに感じたポイントや注意点をまとめます。
ポイント
- 人気エリアは松林エリア
- チェックイン時間は11:30~12:00頃が狙い目
- デイキャンプ組が帰宅したらテントの拠点変更もあり
注意点
- テントサイトへの自転車の乗り入れは基本NG
- 自転車乗りは管理人の恩恵でゴミ捨て可
- 料金の安さゆえ大人数利用が多く、にぎやか
- 炊事場とトイレの拠点が1つでテントの場所によっては遠くなる
- 石鹸や洗剤は置いてない
- 直火禁止で焚き火台は必須
- キャンプ場からの帰りは出発直後、坂道(大島坂)
- 宿泊は3月から9月まで
上大島キャンプ場の基本情報
最後に、上大島キャンプ場の基本情報です。
公式HP | http://www.oshima-sagami.com/ |
住所 | 神奈川県相模原市緑区大島3657 |
地図 | |
営業期間 | 3月1日〜10月31日と11月の土曜・日曜・祝日(冬季閉鎖)※宿泊期間(2泊3日以内)は7月1日〜8月31日と9月の土曜・日曜・祝日の前日 |
電話 | 042-760-6066/受付9:00~17:00 |
web予約 | 不可(電話のみ) |
料金 | フリーサイト:2,000円(1人~10人まで) |
チェックイン・チェックアウト | チェックイン:9時~12時 チェックアウト:17時 |
サイトレイアウト | フリーサイト |
ロケーションタイプ | 川・森・松林 |
サイト地面 | 芝・土 |
高規格 | ◎ |
設備 | トイレ/炊事場/レンタル用品/自動販売機あり |
薪・炭 | 購入可(薪500円/炭600円) |
ゴミ | 不可※自転車の場合、可(管理人さんが優しい) |
周辺施設 | ■スーパー・コンビニ イオン橋本店(5.7km) ライフ 相模原モール店(5.8km) セブンイレブン 相模原大島店(2.3km) セブンイレブン 相模原上大島店(2.7km)■温泉 ・相模・下九沢温泉 湯楽の里(平日800円・土日950円/3.7 km)・天然温泉 ロテン・ガーデン(平日760円・土日930円/7.3km) ・Spa&Hotel JNファミリー相模原(1,450円/7.4km) |
距離・標高 | ■距離 東京都品川駅から約50km。 ■標高 139m。ほぼ平坦。246号線に上り下り多少あり |
経路 | 東京都内(品川駅)→)→国道246号線→国道16号線→上大島キャンプ場(約50km) |
上大島キャンプ場のおすすめポイント!
- 広大な敷地のフリーサイトでのんびり過ごせる
- 松林エリアならハンモック泊もできる
- 炊事場とトイレが広くて清潔
- 価格が圧倒的に安く、コスパ最強
- 自転車でも行きやすさ抜群のアクセス
- 管理人が自転車乗りに優しい
- キャンプ場周辺の温泉施設「JNファミリー」が最高
- 自転車→キャンプ→サウナの整いの最高峰を堪能できる
まとめ
上大島キャンプ場は自転車キャンプに大変おすすめです。
・都内や神奈川からキャンプ場まで平坦な道で行きたい
・区画サイトではなく、フリーサイトでのんびりしたい
・宿泊代はなるべく安く済ませたい
・自転車キャンプ後はサウナで整いたい
そんな方々には絶対に行ってほしい、大絶賛のキャンプ場です。
ぜひ参考にしてみてください。
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