2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで残り1年。
オリンピックに向けて、東京都内はますます盛り上がっていくことでしょう。
五輪会場となる東京都内には、見どころ満載の一度は行ってみたい観光・グルメスポットがたくさんあります。数百年前から残る建物や目まぐるしく変わり続ける街並みを味わうことができるため、訪れるたびにワクワク感が生まれます。
そんな東京都内を自転車で自由自在に巡るのは、休日の趣味として大変おすすめです。
自転車の魅力は、自動車やバス、電車など普段は通り過ぎてしまうような場所でも見逃すことなく、かつ、徒歩よりも早く移動できるところにあります。
つまり、東京都内各地を自由自在に冒険できるところが醍醐味です。
とはいえ、観光・グルメスポットがたくさんありすぎて、サイクリングコースに考えるのに悩むこともあるでしょう。
この記事では、サイクリングで巡る東京都内のおすすめ観光・グルメスポットを、オリンピックムードも味わえる場所も交えながらご紹介します。
東京都内をサイクリングで観光するときのポイント
東京都内は、ビルが立ち並ぶ都会の雰囲気や歴史を感じられる建物があるだけでなく、自然豊かな場所や今話題の人気グルメが集結する飽きることのない街です。
サイクリングで観光するときのポイントは2つあります。
①サイクリングの目的を決める
1つ目は、事前に押さえておきたい観光・グルメスポットを決めておくことです。
なぜなら、私の経験上、東京都内を自転車で巡ると気になるところが多すぎてあっという間に時間が過ぎてしまうからです。ついつい、予定していなかったところにも足を運んでしまい、気づいたら夜、なんてことも多々あります。
サイクリングの道中で行ってみたい場所にたくさん巡り会えるところはサイクリングの醍醐味ですが、「ここだけは必ず行く」というスポットを予め決めておいたほうが良いでしょう。
自分の目的を果たした上で、時間と体力に余裕があれば、他のスポットも巡るのがおすすめです。
②観光スポットとグルメスポットから決める
2つ目は、観光スポットとグルメスポットの両方から決めておくことです。
観光スポットでは、歴史や文化、自然など。グルメスポットでは、ハンバーガーショップやカフェなどがおすすめです。
それでは、さっそくおすすめのスポットをご紹介していきます。
東京都内のサイクリングで訪れたい観光・グルメスポット
サイクリング×観光スポット
最初に、東京都内のサイクリングでおすすめの観光スポットをご紹介します。
東京タワー/東京都港区
定番中の定番、東京タワー。
1958年(昭和33年)に建てられ、2018年に60周年を迎えています。
高さは333m。スカイツリーの高さ634mの半分弱の高さですが、東京の元祖ランドマークとして長く愛されています。
東京タワーは東京の中心部である港区にあります。東京の景色を一望できる展望台で、サイクリングの気分転換をするのもよいでしょう。
周囲には、東京タワーから歩いてすぐ近くに芝公園があります。1873年(明治6年)に開園されており、日本でもっとも古い公園です。東京タワーの全体をきれいに見ることができるため、観光客に人気のスポットになっています。
また、東京タワーを見ることができる神社として有名な増上寺も付近にあります。もともとは千代田区で建設されており、現在の芝地区には1598年に移転しています。パワースポットとして外国人観光客からの人気も誇ります。
港区という立地から周囲にはビルが立ち並ぶ都会のイメージが強いかと思いますが、
芝公園や増上寺は広大な敷地で緑を感じることができるため、静かな時間を過ごすことができます。
住所:東京都港区芝公園4丁目2−8
皇居/東京都千代田区
千代田区の中心に位置する皇居。東京ドーム25個分の広さで、緑も多く道路も整備されているため、ウォーキングやランニングする方にも人気なスポットです。もちろん、自転車でも走りやすい場所です。
江戸城の跡地に建てられた皇居は、1869年に皇室の定住地となっています。周囲には、きれいに手入れが施された植物や花が咲き誇る庭園、そして堀や江戸城の遺構があり、大都会のゴチャゴチャした雰囲気からは解き放たれ静寂な空間が広がります。
住所:東京都千代田区千代田1番1号
日本橋/東京都中央区
東京都中央区にある日本橋。日本橋川にかかる橋です。道路元標があり、日本全国に巡らされた道路網の原点となっています。
1603年(慶長8年)、徳川家康による全国道路整備計画に従って、木製の初代「日本橋」が架けられたのが架橋の始まりと言われています。それから焼失や再建を経て、現在の橋は19代目、もしくは20代目のものだそうです。
毎年正月に開催する箱根駅伝では、東海道の起点、日本橋を経由してゴールを飾るクライマックスの場所として活用されています。
日本橋周辺には老舗料理店から、ワンランク上が味わえるレストラン&カフェなど、多数の飲食店があります。これら飲食店は「日本橋COREDO」や「室町COREDO」、「高島屋」「三越」などにそろっています。
また、東京オリンピック・パラリンピックから残り1年になったことで、江戸でもっとも栄えた場所として称される、ここ日本橋に五輪マークが設置されました。
COREDOの外観にもオリンピック選手が描かれており、オリンピックムード一色の街並みを自転車で楽しみながら走ることができます。
日本橋は、昔ながらの雰囲気もありつつ、まさにこれから始まるオリンピックの今を伝えるスポットとして、今後注目の観光スポットになるでしょう。
住所:東京都中央区日本橋室町3丁目2−1
新国立競技場/東京都新宿区
2019年11月の完成に向けて建設中である新国立競技場。2020年オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとして、今後もっとも注目を浴びること間違いなしの観光スポットです。
1964年の東京オリンピック時に建設された旧国立競技場の意志を引き継ぎながら、21世紀にふさわしいスタジアムとして木をふんだんに使ったプランを実現しています。
東西南北の各地で寄せられた木材を活用しており、スタジアム北側には北海道・東北地方の木材を、南側には九州・沖縄地方の木材というように、各地の木材を東京からの方角に合わせて取り囲む形で配置しているそうです。
付近には、五輪マークが設置されており、新国立競技場を背景に記念撮影することができます。
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町10番1号他東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目15番1号
明治神宮外苑/東京都新宿区
新国立競技場付近にあるいちょう並木が有名な明治神宮外苑。
新国立競技場とあわせてサイクリングで行くのがおすすめです。
明治神宮外苑「明治天皇の業績を後世までに残そう」という趣旨で1926年(大正15年)に建設された洋風庭園。聖徳記念絵画館を中心に神宮球場をはじめ各種スポーツ施設と四季折々の自然を満喫することができる人気の観光スポットです。
周辺には散策スポットがたくさんあり、サイクリングで疲れたらベンチに腰をかけたり、カフェでお茶も楽しむこともできます。
11月中旬から12月初旬にかけて黄葉が最も美しくなる明治神宮外苑のいちょう並木ですが、実は、夏にもみどころがあります。それは新緑です。木々や葉がきれいな緑に移り変わる時期でもあるため、あたり一面が新緑の美しさに生まれ変わります。
サイクリングで自然の癒やしを求めに行くのもよいでしょう。
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町1-1
サイクリング×グルメスポット
次に、東京都内のサイクリングでおすすめのグルメスポットをご紹介します。
人形町/東京都中央区
日本橋から1km弱の人形町。老舗が並ぶ江戸情緒豊かな場所で東京の下町を体験できます。
人形町には、オフィス、飲食店や住居が混在する街並みの中に「甘酒横丁」という人気グルメスポットがあります。色々なお店が立ち並んでいて食べ歩きができます。
ですが、個人的におすすめしたいのは、ハンバーガーショップ「ブラザーズ(BROZERS’)」です。
ブラザーズ(BROZERS’)は、2000年(平成12年)に東京都内の日本橋・人形町に誕生したメイドインジャパンのハンバーガー専門店。創業が100年を超える老舗店も多い人形町で、その雰囲気とは相反するような赤をベースにした外観が特徴的です。
客層は家族連れやカップルが多い印象ですが、カウンターもあるため、サイクリング時の一人ランチでも問題なしです。人形町という下町にあるため、ガヤガヤした雰囲気もなく落ち着いて楽しむことができます。
ハンバーガーは30種類以上とかなり豊富なメニューがあります。
ブラザーズ(BROZERS’)の名物は「ロットバーガー」\1,650(税抜)。
ベーコン、チーズ、エッグ、そしてフルーティーなパイナップルを同時に頬張ることができます。
オリジナルのバーベキューソースを使用しており、香ばしさ抜群。それでいてパイナップルが間にあるため、フルーティーな味わいを楽しめます。
普段からハンバーガーが好きな方も、あるいはサイクリングの楽しみ方を模索している方にもおすすめできるハンバーガー巡り。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
住所:東京都中央区日本橋人形町2丁目28−5
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13003002/
東京都内でサイクリングでおすすめの観光・グルメスポットまとめ
このように、東京都内のサイクリングでは、観光とグルメを堪能できるスポットを巡るのがおすすめです。
ご紹介したスポットは東京都内の一部ですが、他のスポットもサイクリングで冒険して、自分なりのおすすめの楽しみ方を模索してみてはいかがでしょうか。