「学生時代は自転車で通学していたけど、社会人になってからは電車や車がほとんど」という方は多いのではないでしょうか。私もそうでした。サイクリングの魅力に気づくまでは。。。
最近は健康ブームにより、街中でクロスバイクやロードバイクなど自転車に乗る人が増えています。
博報堂生活総合研究所の調査によると「2019年、始めたいこと」において第1位に「運動・体操・筋トレ」がランクインしています。そして、第3位は「趣味・習い事」。ライフスタイルの中に健康や趣味は欠かせません。
近年の健康ブームや元号が変わったことをきっかけに、何か新しいことを始めようと考えている方もいるかと思います。
そこでおすすめなのが、サイクリングを趣味にすることです。
この記事では、サイクリングを趣味にすることのメリットや東京都内在住者に向け、サイクリングの楽しみ方をご紹介します。
サイクリングを趣味にしたいとは思うものの
「サイクリングってどんなメリットがあるんだろう」
「そもそもサイクリングの楽しみ方がわからない」
など、サイクリングの魅力にピントきていない方もいるかと思います。
この記事でご紹介するサイクリングの楽しみ方を参考に、ぜひ自転車とともに過ごす有意義な時間を楽しんで見てください。
サイクリングを趣味にすることのメリット
サイクリングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは3つの観点からメリットを上げていきます。
メリット①:健康になれる
サイクリングは気軽に始めやすい趣味です。
健康志向が高まっている中で、サイクリングは自転車さえあれば楽しむことができます。
ウォーキングやジョギングなどと同様の有酸素運動ではありますが、体にかかる負担も少ないため継続しやすいスポーツです。
また、ウォーキングやジョギングと比較すると、同じ時間でも速さが違うため景色が新鮮で飽きずに運動できる点もサイクリングの良いところです。
自転車ならではのスピード感もあり、自分の脚で風を切って走るのは非常に爽快です。
私もたまにジョギングしますが、走れる距離も限られてしまうので風景があまり変わらず、「つまらない」というのが根幹にあったりします。
「ダイエット目的でウォーキングやジョギングをしてみたけど続かなかった」という方もサイクリングであれば続けやすいかもしれません。
サイクリングをダイエット目的にする方もいますが、一方で通学や通勤の手段として自転車に乗る方もいます。
その背景には「移動のストレス」があると思います。私も実際にそうです。毎朝電車で人混みに揉まれながら通勤したり、人身事故で到着時間が大幅に遅れ、「会社に着いたときにはすでに疲労困憊」なんてこともありますよね。
その点、自転車であれば周りを気にすることなく自分のペースで通学・通勤できるので、移動のストレスを感じません。自転車は、毎朝のストレス発散になる上に有酸素運動にもなるので一石二鳥です。
つまり、健康になるための最適な趣味だといえます。
サイクリングを趣味にするメリット①:「健康になれる」のまとめ
- 自転車なら気軽に始めやすい
- ストレス発散になる
- 気分転換できる
- 景色が変わるから、飽きずに継続しやすい。
- 体への負担が少ない
- 通勤・通学が快適になる
メリット②:一人で気軽に楽しめる
サイクリングは一人でも満喫できる趣味です。
自転車は、車やバイクに比べスピードが遅いので、新しい発見がたくさんあります。
普段は電車や車で行っていた観光スポットも、自転車であれば道中で気になるお店や景色など、好きなところに気軽に自転車を停めて立ち寄ることができます。
自分の思うがままにふと立ち止まってお店に寄ったり、写真を撮ったりすることで、今まで知らない世界を垣間見ることができ、行動範囲も広がります。
季節によっては自転車に乗りながら桜や紅葉など、綺麗な景色を感じることができる点も自転車ならではのメリットです。
そして、新しい発見や行動範囲が広がることの延長線上に、「達成感」があります。
例えば小旅行です。東京都内から出発する場合、神奈川県の箱根や静岡県の熱海、伊豆半島など、やろうと思えばどこへでも自分の脚でその地に行くことができます。
そこで得られる達成感は絶大です。
実際に私は東京都内から4日間かけて伊豆半島を一周しました。
伊豆半島は峠が多く体力的にもかなりしんどい旅でしたが、途中、ヒッチハイクで峠の頂上まで乗せてもらったり、電車に乗ったりしてなんとか戻ってこれました。
自転車で伊豆半島を一周しきることは次回の旅に持越しですが、はじめての小旅行ということもあり非常に達成感に満ちあふれていました。
このように、サイクリングは「〇〇一周」のような目標を掲げることで、ゴールしたときの満喫感を得られます。これは他の趣味ではなかなか味わえないものだと思います。
サイクリングを趣味にするメリット②:「一人で気軽に楽しめる」のまとめ
- 新たな発見や気付きがある
- 小回りが効く
- 行動範囲が広がる
- 達成感を得られる
メリット③:趣味と趣味の掛け合わせができる
サイクリングは自転車に乗ることだけが趣味の領域ではありません。
行き先で体験できることや道中で新たな世界を発見できること、それら含めてはじめて趣味の醍醐味と言えます。
カフェ巡りが好きな方であれば、サイクリングで気になるカフェを散策したり、
読書好きの方であれば、サイクリングで近くの公園に行ったり、
温泉が好きな方であれば、サイクリングでお気に入りの温泉に入ったり、
など、サイクリングは本来の趣味にプラスアルファできるので、より深みのある趣味となります。
サイクリングを趣味にするメリット③:「趣味と趣味の掛け合わせができる」のまとめ
- 行き先でまた別の趣味を楽しむことができる
サイクリングに向いている人
東京都内のサイクリングの楽しみ方をご紹介する前に、サイクリングに向いている人のタイプをあげていきます。
- 何かを達成することが好きな人
- 目的を定めて挑戦することが好きな人
- 変化を起こすことが好きな人
- 新しい発見が好きな人
- 自分で決めることが好きな人
このような人はサイクリングがぴったしだと思います。
サイクリングでは上記のようなことを得られるので、少しでも当てはまる方はかなりおすすめの趣味です。
東京都内でおすすめのサイクリングの楽しみ方5選
それでは本題に入ります。サイクリングを趣味にしたときの東京都内でおすすめしたい楽しみ方を5つご紹介します。
楽しみ方①:サイクリング×カフェ巡り
東京都内にはおしゃれなカフェがたくさんあります。
本当はいろんなカフェに行きたいと思っても、実際には電車や徒歩での移動となり散策するにも限界があるのではないでしょうか。
自転車であれば自由自在に走り回ることができるので、移動のストレスもなく気になったカフェにサクッと寄ることができます。
また、カフェは自転車と相性がいいと思います。自転車旅に少し疲れを感じたときに、ひと休みできる場所です。
「カフェでゆっくり過ごした後に、また別のスポットへ移動」なんてことも簡単にできます。
実際に私が愛用しているtokyobikeでは、谷中店をはじめ、高円寺店や中目黒店など、おしゃれで雰囲気の良い街中にあります。
なかでも高円寺店にはカフェも隣接しているのでおすすめです。
楽しみ方②:サイクリング×読書
つづいては、読書。
読書もまたサイクリングと相性がいいです。場所はカフェだけでなく公園もおすすめです。
春や秋など過ごしやすい季節に公園で読書をするのは大変気持ち良いです。
普段はゴチャゴチャした都会の中で仕事をしている方が大半だと思います。そうなると、とても疲労が溜まりますよね。
その点、サイクリングは休日にリフレッシュをするのに最適です。
自転車に乗って風を感じ、緑豊かな公園に行き、ベンチに座って読書。優雅なひとときを過ごすことができます。
楽しみ方③:サイクリング×カメラ
サイクリングを趣味にすると、行動範囲が広がります。
そのため、目にする光景も新鮮な場所だらけです。他の県に比べて東京は面積的に狭い方ですが、街の魅力が凝縮されています。かなり濃厚です。
普段街中を散策しても東京都内在中でありながら、「実はこんな場所もあったんだ」という発見もあるのではないでしょうか。
その点、サイクリングを趣味にすると、今まで知らなかた景色や自然に触れることができるので、気になったスポットを写真におさめるのがおすすめです。
楽しみ方④:サイクリング×温泉・銭湯
次は、サイクリングで温泉・銭湯に行くことです。
東京都内には温泉・銭湯が至るところにあります。「温泉でさっぱりした後にまた自転車乗るのか」という反対意見もあるかと思いますが、温泉がとても好きな方にはおすすめです。
サイクリングを趣味にすると、「どこに行けばいいのか」や「行き先で何をすればいいのか」など、考えるときもあるかもしれません。
ですが基本的には「すでに自分が好きなこと」にプラスして「その場所に自転車で行っちゃう」というのが、サイクリングを趣味にするときのポイントでもあります。
楽しみ方⑤:サイクリング×小旅行
最後におすすめするのが、サイクリングで小旅行に行くことです。
小旅行の場合、「なかなかそんなに余裕がない」という方もいるかもしれません。
ですが、サイクリングを趣味にしたときにぜひ一度は試していただきたい楽しみ方です。自分の脚で遠方に行くことで、かなりの達成感を得られます。
自転車旅では学ぶことも多いですし、現地の方との出会いもあり、想像以上に魅力的な楽しみ方だと思います。
実際に私が伊豆半島一周の旅をしたときに感じたことも参考程度にご紹介します。
「人生なんとかなる」という感覚を持つこと
伊豆半島へはクロスバイクで行きました。日程と天候の都合上、伊豆半島を一日で一周するスケジュール。200km近くはあると思います。だいたいの目安は一日100kmです。
今考えるとかなり無謀でした。標高500mくらいの峠も4回くらい超え、夕方になりかけてもまだ半分に到達していない状況もありました。
携帯の充電もなくなり絶望的でしたが、西伊豆の観光所に入り充電させてもらったり、近くの食堂のおじさんに峠の頂上まで軽トラに乗せてもらったり、さらには伊豆急行という自転車でも可能な電車に乗ったりと、あの手この手を駆使してなんとか一日で一周しました。
次回は余裕を持って自転車旅しますが、「もう無理だ」と思っても「何か他の手段があるから大丈夫」と思えるようになりました。
最初から限界を作らないこと
最初から諦めてやらないのと実際にやってみるのでは、差が非常に大きいです。小旅行を通して自分の限界を知ることもできたので「次はこうしよう」というように一歩前進することができました。
前に進もうと努力し続けること
峠の険しい道を走っている時、人生の辛い時は同じような感覚なのかな、と思いました。
今この瞬間は辛くても、結局は積み重ね。前に進もうとすれば、見えてくる景色が違う。今すぐには無理でもやり続けること、行動すること。「頑張っていれば、手を差し伸べてくれる人がいる」と考えられるようになりました。
目的を明確にすること
目的がわかっていれば、途中で誤りに気づくことができます。
実際に峠を下っているとき、まったく別の方向に向かって勢いよく下っていました。もう一度、下った道を上がらないといけないので、かなり絶望的でした。
自分が向かおうとする道を「なんとなく」で進んでいたので、早い段階で間違っていると気づくことができませんでした。
これをきっかけに目的を明確にすることの大切さを改めて学びました。
以上が私がサイクリングの小旅行で学んだことです。
いろいろありましたが、総じて良い旅でした。自転車で行くからこそ感じられることかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょか。
サイクリングを趣味にするだけで「人生を豊かにすることができる」というのが率直な感想です。趣味は人それぞれですが、サイクリングを趣味にすることで得られるメリットを少しでも感じていただければ幸いです。これをきっかけに自転車で東京都内を散策したり、遠方に小旅行をしたりして、サイクリングの良さを実感してみてください。